歯ぎしりや食いしばり対策、顎の違和感を改善するためのマウスピースについて|つむぐ歯科・こども歯科|北野田駅の一般歯科・小児歯科

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歯科コラム

歯ぎしりや食いしばり対策、顎の違和感を改善するためのマウスピースについて|つむぐ歯科・こども歯科|北野田駅の一般歯科・小児歯科

歯ぎしりや食いしばり対策、顎の違和感を改善するためのマウスピースについて

この記事でお話しするマウスピースは矯正治療用のマウスピースではなく
歯ぎしり、食いしばり対策や顎関節症に対してのマウスピースについてです。
別の呼び方としてはナイトガードやスプリントと呼ばれたりもします。

 

歯ぎしり対策のマウスピースとは

基本的に上の歯に寝る時に装着する透明のモノの事です。
前歯だけのもの、全体を覆うものがあります

種類も色々あります。
材質の違いもあります。
硬さが固いもの、柔らかいもの、厚みの選択も症例や先生の考えによりさまざまです。

マウスピースの費用は保険が効いて◯◯円

そんなマウスピースは保険適用が可能です。

それには条件があります!
マウスピースと呼ばれるもの全てが保険適用ではないのです。

国民皆保険制度全般に言える事ですが
保険が適用になるためには
病気、疾患があり
その治療として国に認められたものでなくてはいけません。

予防のためのマウスピースは
認められていないので注意が必要です。

スポーツ用のマウスピースは保険が効かないのはそのためです。(矯正のマウスピースも保険が効きません)

歯ぎしりや顎関節症(がくかんせつしょう)などが病名として認められる場合に
その治療用として保険のマウスピースの作製が可能です。

自己負担額は3割負担の方で
装着日の負担額が大体2500~6000円ぐらいです。
(R7年3月現在)

その方の歯科の疾患に対する管理料などがかかる場合があるので純粋にマウスピースだけの費用で済まないこともあります。細かい費用が気になる場合は通っている歯科医院に事前に確認しておくのが一番です。

マウスピースを作る前に
歯の治療や全体の清掃が先に必要な場合もあります。

スポーツ用や保険外のマウスピースは歯科医院によって価格が異なりますので、気になる方はこちらも事前に確認してくださいね!

続いて
マウスピースの取り扱いについてもご説明しておかせてください。

マウスピースの取り扱いについて

マウスピースは熱に弱いため熱湯をかけたり、夏場の車内に放置するなどは避けて欲しいです。
変形の恐れがあります。

また菌の繁殖を防ぐために洗浄剤(ドラッグストアで取り扱っているところも多いです)を使って消毒するのがおすすめです!
歯ブラシでマウスピースを磨く事もおすすめですが、その際に研磨剤が含まれた歯磨き粉を使用するのは避け欲しいです。
洗浄頻度についてはできれば毎日使用後に必ず洗浄するようにしてください。

マウスピースは使用していくとどうしてもすり減っていきます。しばらく使っていると穴があいたり、割れてたりしてしまいます。

少しの劣化なら材料を盛る事で修理可能ですが、あまりにも劣化が進むと新しく作るべきです。
半年で割れてしまう人もいれば
2〜3年同じものを使ってる、と言う人もいます。

その人の食いしばりや歯ぎしりの強さ、歯並び、管理の仕方などによってどれぐらい使用できるかは変わってきます。

マウスピースを使用していて痛みや不快感を感じた場合は、すぐに歯科医院に相談してください。
また保管する際は専用ケースに入れ、直射日光を避けて保管するようにしてください。

以上歯ぎしり対策のマウスピースについてでした。

いつもご覧いただきありがとうございます。

「執筆、監修者」

歯科医師:平岩瑛郁

出身大学:大阪歯科大学